読書流域、流通センター

Kindleで本を読みアマゾンインスタントビデオで映画をみてMP3をアマゾンから購入するアマゾンの犬の備忘録です

【小説】「機龍警察 暗黒市場」 月村了衛

 

「『凍ったヴォルガ川よりも冷静になれ』」

ユーリは一瞬相手を見つめた。

「忘れるな。常に冷静でいるんだ。さあ行け」

 

機龍警察 暗黒市場 (ミステリ・ワールド)

機龍警察 暗黒市場 (ミステリ・ワールド)

 

 警視庁との契約を解除されたユーリ・オズノフ元警部は、旧知のロシアン・マフィアと組んで武器密売に手を染めた。一方、市場に流出した新型機甲兵装が“龍機兵(ドラグーン)”の同型機ではないかとの疑念を抱く沖津特捜部長は、ブラックマーケット壊滅作戦に着手した―日本とロシア、二つの国をつなぐ警察官の秘められた絆。リアルにしてスペクタクルな“至近未来”警察小説、世界水準を宣言する白熱と興奮の第3弾。

 

 個人的には機龍警察シリーズでいっちゃん大好きな3作目。

 ユーリさんに感情移入しやすいのも原因かもしれない。いやあ、ライザさんはちょっと遠すぎて、姿さんはちょっと超越的すぎて……

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【小説】「機龍警察 自爆条項」 月村了衛

<警部、あなたはきっと特別な人です。>

 

 

機龍警察 自爆条項 (上)
 

 

 

機龍警察 自爆条項 (下)
 

 

 軍用有人兵器・機甲兵装の密輸事案を捜査する警視庁特捜部は、北アイルランドのテロ組織IRFによるイギリス高官暗殺計画を察知した。だが特捜部には不可解な捜査中止命令が。首相官邸、警察庁、外務省、そして、中国黒社会の暗闘。やがて、特捜部の“傭兵”ライザ・ラードナー警部の凄絶な過去が浮かび上がる。世界標準のスケールと圧倒的リアリティを持ち極限にまで進化した“至近未来”警察小説、戦慄と驚愕の第二弾。

 

 前々からタイムラインで評価の高かった「機龍警察」シリーズ2作目ですが、素晴らしい冒険小説でした。個人的には一作目はハードボイルドでしたが、こっちは冒険小説。

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【音楽】「Shadow Theater」 Tigran Hamasyan 他

 

Shadow Theater

Shadow Theater

 

  InfterFMでくるりの誰かが薦めてたので聞いてみたら大当たりだったので、Amazon デジタルミュージックでアルバム買いました。

 その他天冥の標の最新刊買ったついでに近くのディスクユニオンでCD何枚か。Yesとか。全部レビューするのは無理っぽいので備忘録にとどめます。

 

 アルメニアのジャズピアニストだそうですが、まるでプログレッシブ・ロックのような響き。急展開に次ぐ急展開、変調の嵐。

 すーぱーおしゃれで落ち着きつつ中央アジアとロシアっぽさがなんかまぜこぜになった感じも味わえるおすすめです。2ndアルバムもそのうち買う。

 

※追記:そもそもこれ1stじゃなかったでござる。トリオでやってたりリミックス盤があったりどれがどれかわからないが、そのうちもう1枚うらいかう。

【同人小説】「アヴァロンの王杯」1~3 善浪栄一


  善浪栄一さんに頼んで送ってもらった同人小説、「アヴァロンの王杯」3冊読みました。

 魔法に騎士にサッカーなお話です。

 

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【同人ゲーム】「不思議の幻想郷3」 AQUA STYLE

 

不思議の幻想郷3

不思議の幻想郷3

 

  DL版で買ったので、Amazon様にはお世話になっておりません。

 東方二次創作のローグライクものなんですが、ドハマりしております。ストーリーダンジョン1個目制覇済。

 ともすればアイテム枠を圧迫せず柔軟性を保ってしまう調合システムはローグライクの緊張感を奪うのでは、と思ったものの巻物にあたるスペルカードがそんな強くないのもあってか、うまい塩梅に。特ににとポの配分が結構悩ましい。

 絶賛したいのは武具をインスタントに合成できるシステム。にとポを結構使うっていう制約はあるものの、長いダンジョンであればほとんどが死にアイテムになってしまう床落ち武器をある程度活用できるのは素敵システム。

 ……ただ、二刀流が強すぎてそれが若干死んでる部分は感じる。結局二刀流やると盾死んじゃうので(仲間連れてればそれも若干補えるが)。二刀流でもクリアできるけど若干制約かかる、一番バランス取れるのは剣+盾っていう感じは難しいのかなあ。

 あと、未識別ダンジョン突っ込むとレシピ全部未公開になっちゃうのどうなのかなあ。調合ありきのバランスなので、wikiをいちいちみなきゃいけないというのは著しくテンポ落としてしまう。……さすがにこれ覚えろとか、未公開ダンジョンでいちいち試せっていう鬼ではないよね?

 とはいえ全体的に満足です。

【小説】「コロロギ岳から木星トロヤへ」 小川一水

 

コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)

コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)

 

  Amazon様ではなく、神保町で買ったサイン本。

 ミステリは締めにサプライズを持ってくるが、SFは冒頭に持ってきてやると言わんばかりの突飛な設定をうまいことまとめてくれました。

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【音楽】「Doo Little」 Pixies

 

Doo Little

Doo Little

 

  あればAmazon様のデジタルミュージックで買うのだが、なかったので輸入盤を購入。

 いやあいいっすねPixes。

 1曲めの「Debaser」の完成度の高さは素晴らしい。

 その他のお気に入りは「Wave Of Mutilation」「Monkey Gone To Heaven」あたり。

 というか全体的にハズれはない感じでした。